HIROさんからの6666HIT記念リクエスト作品です。
お題は、

「学園EVA
2005年
アスカは、初めての両親以外からの誕生日プレゼントをもらう
それは、シンジから
それは、アスカにとって、一生の宝物になるようなもの
そこでアスカは考える
このお礼にシンジへのクリスマスのプレゼントは、シンジの一生の宝物になるようなものを、はたしてそれは………
この頃の、アスカちゃんは、泣き虫のヘナチョコキャラ」

だ、そうです。
ちなみに僕が4歳を書くのは苦手です(泣
と、言ったら何とHIROさんが前半の方の設定を考えてくださりました、ありがとうございます(すいません、駄目な管理人で)





一番喜ぶ物
by 翔矢(HIROさんが前半の大まかな設定を考えてくれました)





本日は2015年12月4日、そうアスカの誕生日である。

「ねえ、シンジ」

「何?アスカ」

「アタシ達が付き合うきっかけってシンジは覚えてる?」

「覚えてるよ、アスカの4歳の時の誕生日だろ」

「そう、それ」

「でも、どうしたの?急に」

「ん、何だか懐かしくなっちゃって」

「そう、確か・・・・・」









2005年12月4日

「や〜い、ガイジンガイジン」

何人かの子供がよってたかって一人の少女の髪を引っ張たりしてた。

「うえ〜ん、やめてよ〜」

「やだね〜、止めて欲しかったら日本人になって見ろ」

大体年は4歳くらいだろうか、丁度この頃の子供は自分とは違う物に対してちょっかいを出したくなるものである。

「みんな、やめろよ!」

「ん?何だシンジじゃないか、うるさいな、いいじゃないか別に」

「嫌がってるじゃないか」

「こいつの髪の色が赤いからいけないんだい」

「赤は綺麗でいいじゃないか」

「何だと〜、もう怒った、シンジもいじめてやる」

遂にアスカを苛めていた子供達が今度はシンジに飛び掛ってきた、元々シンジは喧嘩に強くない上に、1対多数、ボコボコにされてしまう。

「おい、貴様ら何をしている」

ボコボコにされてる所に強面のサングラスをかけて髭を生やした親父が子供達に声を掛けた。

「ん?・・・・・・・・・・・びええええええええええ」

親父に一番最初に気付いた男の子はその顔を見て泣き出してしまった。

「もう、貴方の顔は只でさえ恐いんだから『貴様ら』なんていっちゃ駄目でしょ」

親父の後ろから今度は妻らしき人が現れる、この人はなんとも対照的に優しそうだ。

「むう、そうか」

「ごめんなさいね、この人は恐くないから泣き止んで」

「ひっく、ぐす、本当に平気?」

「ええ、でも貴方達」

急に女の人の声色が変わった。

「はい」

「何でアスカちゃんを苛めるの?」

どんとんと声色が恐くなっていく、それを見た子供達は。

「わああああああ、鬼婆だーーーーーーーーーー」

蜘蛛の子を散らすように逃げていってしまった。

「あ、ちょっと・・・・・鬼婆ってそんなに私は恐いかしら・・・・・・あ、そうだアスカちゃん大丈夫?」

「ひっく、ぐす、大丈夫です、ユイさん」

「そう、ならいいわ」

「ひっく、でもそれよりシンジが」

「あ、大丈夫よ男のだもの、ねシンジ」

「うん、僕大丈夫だよ」

「ほら、じゃあ帰りましょう」









「確か、あの頃のアタシっていつも苛められて泣いてたのよね、その度にシンジが助けてくれた」

「はは、何だか今ではすっかり逆になっちゃたけどね」

「ううん、そんな事無いよ、シンジはアタシが危ない時にはいつも助けてくれるじゃない」

「そう言われると照れちゃうな」

「ね、続きも」

「うん」









「そうだ、アスカちゃん」

「何、シンジ」

二人は家に帰る途中でユイとゲンドウと別れ、再び二人になっていた。

「はい、誕生日プレゼント」

そう言ってシンジが差し出した物は紅い色のビー玉だった。

「これは・・・・・ビー玉?どうして?」

「だってアスカの髪の毛みたいに紅くて綺麗でしょう、だから僕の宝物だったけど、誕生日だからあげるよ」

「・・・・・・・」
(シンジが初めて誕生日プレゼントくれた)

少し考え込んだアスカは返事が出来ずに黙ってしまった。

「あの・・・・気に入らなかったかな?」

考え事をしているアスカの耳にはシンジの言葉が入らない。

(苛められるから紅が嫌いなりそうだったけど、やっぱり好き!だってシンジが褒めてくれたんだもん♪)

「ごめんね、女の子にビー玉なんて気に入らないよね、僕、他の物あげる」

返事が無いのをシンジはアスカが気に入らないと思い込み、他の物にしようとするが、ようやくアスカが思考の海から戻ってきた。

「違うよ!嬉しいよ、だからアタシの宝物にするから変えちゃ駄目!」

アスカはシンジに必死で説明する。

「そうなの、良かった」

ニコッ

(嬉しいな、何かアタシもお返ししないと、何がいいのかな?)









「シンジの笑みってほんと驚異的よね、今も昔も」

「そうかな?」

「そうよ、それでアタシはクリスマスにシンジの喜ぶものをあげようと思って、いろんな人に何がいいのか聞きに行ったのよね」

「そうそう、それでアスカのくれたものは・・・・・」









(シンジ君は何が好きなのかな?ハンバーグ?プリン?アイス?・・・・・あ、これじゃアタシの好きなものばかりだ。
う〜ん、そうだ!シンジが一番喜ぶものをあげよう・・・・・何だろう?)

アスカは延々と20日ほど悩み、遂に25日クリスマスになってしまった。

(どうしよう、決まらないよ〜・・・・・・・そうだ!ユイさんに聞いてみよう)

ピンポ〜ン

「はあ〜い」

ガチャ

「あら、アスカちゃんシンジに用?」

「違います、あの、シンジが一番喜ぶものって何なんですか?」

「あら、クリスマスプレゼントをあげるの?」

「はい」

「そうね〜、シンジが喜ぶもの・・・・・」
(そうだ!今からシンジとアスカちゃんをくっつけちゃいましょ)

「多分、シンジが貰って喜ぶのはアスカちゃんじゃないかしら」

「アタシ?」

「そう、アスカちゃん」

「分かりました、ありがとうございます」









「今思うとおば様も随分と大胆な事を言ってたのね」

「は、はは、今でもそれは変わらない気もするけど」









ガサゴソ、ガサゴソ。

ユイに助言?を貰ったアスカは必死で何かを探していた。

「あったーーーー!!!」

アスカが奥から引っ張り出してきたものは、真紅のリボンだった。

「さ、早くシンジのとこに行かなくちゃ」









「ほんと、あの時はびっくりしたよ、いきなりアスカが飛び込んできて・・・・・」









バタン!

「わ、アスカちゃんどうしたの?首にリボンなんか巻いて」

「シンジ、アタシに誕生日プレゼントをくれたでしょう?」

「うん、あげたよ」

「だからアタシはお返しにアタシをあげる!」

「え?・・・・・???・・・・・えええええええええ!!!」









「本当に驚いたよ、アスカが自分の首にリボンを巻いて『アタシがプレゼント』って言うんだもん」

「そうね、確かにあれは驚きそうね」

「それで結局は中一までは付き合わなかったけどきっとあれが無ければ一生付き合ってないよね、僕達」

「そうなのよね、絶対にあれがあったからこそ今のアタシ達なのよね」

「うんうん」

「あ、そうだシンジ」

「何?」

「今度のクリスマスプレゼントはまたアタシをあげようか、今度は服を着ないで」

「ええええええええええええええええええええええええええ」

「な、何よ、冗談に決まってるじゃない、まだアタシたちには早いわよ」

「そ、そうだよね」

「でもそんなにびっくりするってことは、シンジはアタシが嫌いなの?!」

「違うよ、ただ僕はもっとアスカを守れるようになるまではアスカとそういう事はしたくないだけだよ」

「アタシを守ってくれるの?」

「当たり前だよ」

「えへ、何だかそういう事言われると嬉しいな」

「そう?」

「うん、だからキスしよう」

「何で・・・そうなるの?」

「嬉しいから♪それにいつもしてるでしょう」

「そりゃ、そうだけど」

「じゃあキスして♪」

「アスカってキス、好きだよね、よく『キスして』って言う」

「むう、だってシンジの唇って甘いんだもん♪」

「はは、照れちゃうな」

そして二人の距離は近づいていき・・・・・・ゼロになった。

END